東日本大震災について

東日本大震災について

忘れもしない2011年3月11日、14時46分に発生した東日本大震災の甚大な被害は、何と戦後最大最悪の被害者数を生み出しました。
これまでに分かっている死亡者数が15882人、そして行方不明者が2688人に上ります。

戦後最大の死亡者

死亡者数だけでも15000人を超える自然災害は戦後の日本でも無い例です。
その死亡の原因を占めている溺死は岩手県・宮城県・福島県を襲った大津波によるものです。
そして現在でも行方不明者の捜索が続き、死亡者が増えるとみられています。

それだけではなく現在では震災関連死と呼ばれる死因でなくなる被災者も増えてきています。
3月11日に発生した大震災の影響でこれほどの死傷者や行方不明者を生み出すだけではなく、おびただしい数の家屋や建物が大津波によって損傷し、東北経済にも大きな打撃を与えました。

そして家屋を失った被災者たちは、長期に及ぶ避難生活を余儀なくされ甚大なストレスを感じることもあり、生活を立て直すのが困難になり故郷を離れて避難生活を送る被災者も数多くいます。
そして大津波による一番恐れていた被害が発生しました。

原発事故の発生

東日本大震災の津波と地震により福島県にある東京電力の福島第一原子力発電所が事故をおこしました。
事故のレベルとしては、国際電子力事象評価百度によるとレベル7という最も深刻な事故レベルだと判断されたのです。
この事故により、原発から半径20キロ圏内が警戒区域と判断され二度と故郷に戻ることができない人達は、避難生活や移住を余儀なくされることになりました。

住民の生活を大きく変えるだけではなく、事故により発生した放射線が大気や海に潜りこみ多くの農産物や海産物にも影響を与えることになりました。
これにより福島で生産される農作物や海産物の出荷停止状況に陥り、ようやく安全と判断できる基準に達することができて出荷することができても原発事故の風評被害によって地元の人たちをさらに苦しめる事態になったのです。
2013年現在では、当時に比べて風評被害も少なくなり福島を応援する意味合いで全国の人々が物産展等で福島の産物を購入する傾向になりました。

東日本大震災が与えた被害は人的被害に加え経済的被害など計り知れないものです。
完全なる復興まで相当な時間とお金と人力を必要としますが、震災の被害を忘れることなく私たちが頭の片隅に置くことで東日本大震災を風化させることなく復興を応援し続けることができるのではないでしょうか。

GRman7uk

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