新燃岳噴火について

新燃岳噴火について

被害の大きかった新燃岳噴火

被害の大きな噴火は近年多くなってきています。
そんな中で平成23年に発生したのが新燃岳噴火で、警戒レベルも高い状態が続きました。
1月19日に空振を伴った状態の、小規模なマグマや水蒸気による噴火が発生していきます。

この段階で噴煙の高度が200メートルにも及んでいきました。
その後1月22日に噴火し、1月26日には噴出が強まっていきます。

夕方には火口より3000メートルほど上空に噴煙がしっかりと上がっていくのが確認されました。
立ち入り規制も発生し、多くの人が被害を受けました。

本格的に噴火した後で噴出していった火山灰は、新燃岳の東側より広がっていきます。
遠隔地にも降灰が及び、火口に近い場所に住んでいた人の被害は尋常では無いでしょう。

その後も継続的に降灰が発生していきましたので、交通機関にも多大な影響を与えていきました。
例えば鉄道が運転を見合わせていったり高速道路が通行止め、さらに空港も一時閉鎖などが発生してしまいました。

道路に溜まっていった火山灰を、路面清掃車や散水車を活用していきましたが時間はかかりました。
その間は小中学校が休校になったり、観光施設が一時閉鎖してしまうなどの影響がありました。
農業でも農作物が生育不良になったり、汚損などといった被害を受けました。

噴火前に備えるべきポイントを知る

噴火が発生する前に、様々な火山に関する情報はしっかりと把握しておきましょう。
例えば準備として、ハザードマップを役所などから入手していきましょう。

全国各地の火山において、噴火してしまった時にどこが危険であるかを示しています。
ハザードマップを利用して、火山付近に住んでいる方は避難場所を見出しておきましょう。
インターネットなどでも、ハザードマップを入手することが可能となっています。

そして避難先を決めていくようにしましょう。
家族でも話し合っておき、噴火活動はどうしても長引いてしまうケースを考えておきましょう。
不特定多数の人と、一夜などを過ごしていくシチュエーションも考えられますが、共同生活を行う時にはストレスがたまっていきます。

可能ならば、事前に親戚や友人の家などへ避難したいと伝えておくのもいいでしょう。
噴火がひどくなると、車の運転も危険です。
他の人にも非常に迷惑をかけてしまいますので、気象庁より噴火警報であったり、市区町村などで防災情報などが発令する時はこまめに確認しておきましょう。

被害がどんどん大きくなっていく前に、事前に避難を行っておくことも必要となります。
車の運転では、常にガソリンが半分を切らないようにする習慣をつけておくといいでしょう。
火山の噴火は、いつどこで起こるかわかりませんので、事前の対策が必要といえるでしょう。

GRman7uk

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