救急車を呼ぶときに知っておくべきこと

救急車を呼ぶときに知っておくべきこと

救急車はどんな時に必要なのか?

救急車は重い病気、急病、酷いケガを負った方を医療機関に搬送する目的の車です。
緊急性が高い時に利用・・といわれますが、実際、緊急性の高い状態とはどんな状態なのか、判断がつかないのでは?と不安を持っている方も少なくありません。

救急車を要請するのは「重大な病気・ケガ」の可能性がある場合です。
表情では顔半分が動きにくい、しびれる、ろれつが回らずうまく話しができない時、手足なら突然しびれを感じたり、足や腕に力が入らなくなった時は緊急性が高い状態と判断できます。

この他、激しい頭痛やいきなりの高熱、立っていられないほどのふらつきも救急車を要請する必要がある状態です。
呼吸困難や激しい胸の痛みなどが継続したり、急に激しい腹痛があれば誰もが救急車を呼ぶ必要があると判断できますが、家族から見て顔色が明らかにおかしい、いつもとは明らかに違うと感じる行動や症状がみられたときにも救急車を呼びましょう。

子供の場合は急変があるので要注意

子供の場合、今まで笑顔で遊んでいたのにいきなりけいれんを起こすという事があります。
子供は気持ち悪いとか痛いと感じてもうまく伝えられないことも多いです。
大人が子供の様子をよく見て、おかしいと感じたらすぐに救急車を呼びましょう。

くちびるの色や顔色が明らかにおかしい時、激しくせき込んで呼吸しにくい時や呼吸が弱い時、また手足の硬直やけいれんがみられる場合も救急車の要請が必要です。
痙攣している時には、できれば時計を見てけいれんが何分継続したか測り、救急隊の方に伝えられるようにします。

激しい下痢や嘔吐を起こし水分をとれない状態で意識がもうろうとしている時、お腹を激しく痛がるときにも迷わず救急車を要請すべき時です。
また幼児の場合、頭を触ってぐずっている場合、激しい頭痛があるかもしれません。
いつもとは違う部分を触っている、ぐずり方がおかしいと感じるときも様子をよく見て、けいれんや意識がおかしい時には救急車を呼びます。

高齢の方は自覚症状が出にくいため注意が必要

高齢者も激しい痛みがある場合や急な呼吸困難、しびれや力が入らないなどの症状、ケガをした場合など救急車を要請します。
ただし、高齢の方は自覚症状が出にくい、感じにくいという事もあるので、ご家族や周囲の方が判断しなければならないことも多いです。

また軽く転倒しただけでも、高齢の方は骨折している可能性があります。
救急車を呼ぶ必要がない場合でも、医療機関を受診するなど痛みや症状をそのままにしないことも重要です。

救急車を呼ぶべきかどうか迷ったら?

しびれがあっても、痛みがあっても救急車を呼ぶべきかどうか判断に迷う場合もあります。
こんな時には、電話やインターネットによって相談できるところがあるので利用しましょう。

全国版救急受診アプリ「Q助(きゅーすけ)」は、web版とスマホ版があります。
当てはまる症状を画面上で選択するだけで、緊急度を知ることができるアプリです。
緊急性がない場合でも、近くの医療機関や移動手段などを検索できるため、ダウンロードしておくと安心でしょう。

GRman7uk

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