口永良部島噴火について

口永良部島噴火について

噴火によって様々な被害がある

火山での噴火によって、様々な被害が発生することがあります。
例えば大きな噴石や火砕流が噴き出してくるので、対応を事前に行っておかなければなりません。
爆発的に噴火していくと、大きな噴石が火口より勢い良く吹き飛ばされてきます。

直径でみていっても、およそ50センチ以上となりますので、大きな岩石などが風の影響を受けないで、火口より勢い良く弾道を描きながら飛散していきます。
時間も短時間で落下していきますので、時には建築物の屋根を一気に打ち破っていく破壊力を持ちます。
大きな噴石が勢い良く飛散していくことによって、登山者などが死傷してしまったり、建造物が一気に破壊してしまう災害も発生しています。

そして火砕流も危険ですが、これは高温状態となっている火山灰や岩塊が、空気や水蒸気が一緒になって一気に山を下りてくる現象となっています。
規模が大きいと市街地を一気に飲み込んでいくほどの勢いを持っています。
いずれも噴火警報が流れていきますので、しっかりと内容を聞き入るようにしてください。

火砕流も多かった口永良部島噴火

口永良部島には火山もありますが、平成27年に口永良部島噴火が発生しました。
5月29日に新岳より噴火していき、噴煙は火口より10000メートルほどの高さにまで達していきました。

その勢いは非常に速く、噴火警戒レベルといわれる避難関連のレベルが最高レベルまで達していきました。
気象庁より口永良部島の火山で噴火警報が発表されたのは、史上初ということで注目を集めました。

噴火によって火砕流も一緒に発生していきましたが、新岳の火口より全方角へと広がっていきました。
そして場所によっては海岸まで到達しており、速さも最大では時速で140キロほどになりました。

交通機関にも影響が出た

口永良部島噴火によって交通機関にも影響が出ました。
フェリーでは口永良部島より運行していた内容が、全て不能となってしまいました。
そんな中で救助のために、安全確認を行った後でフェリーを出発させ、取り残されてしまった島民を7名救援することができました。

航空関連の被害を見ていくと、口永良部島では運行は行われていません。
しかし周辺の空港に大きな被害をもたらしました。

そもそも口永良部島の周辺では国内線でみていくと沖縄県や鹿児島県の奄美地方などに向かう便がありました。
また国際線だと東南アジアや香港などに航路がありましたが、航路の変更などを余儀なくされる結果となりました。
噴煙で航空機に対して警告が発令されましたが、影響は徐々に解消されていきました。

口永良部島にはヘリポートがありますが、ここは鹿児島県内の消防防災用のヘリコプターが利用していました。
負傷者などを近くの屋久島まで搬送していく役割を担っていましたので、円滑に負傷者も避難することができました。

GRman7uk

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