液状化現象とは

液状化現象の概要

地震が起きたときに、液状化現象の起きるエリアが出てくるケースもあります。
液状化現象とは、地下水位の高い砂の地盤が地震の振動によって、液体状になってしまう現象のことです。

液状化現象が起きると比重の重たい構造物が埋もれるような形になります。
逆に比重の軽い地下にあった構造物が浮き上がってしまうこともあります。

家が傾いたり、地中にある下水管が外に出てきたりした光景をニュースなどで見たことはありませんか?
いずれも液状化現象がもたらした現象なのです。

液状化現象が起きる場所にはいくつかの特徴があります。
砂丘地帯や三角州、海の埋め立て地で発生することがほとんどです。
ただし旧河川や池、水田を埋めるなどして造成した場合でも、液状化現象の起きる可能性はあります。

特に近年は都市化が進んでいる地域も多いです。
そうなると上で紹介した液状化現象の起こりやすい地域も広がります。
このため、ひとたび大きな地震が発生すると被害地域も広範囲に及ぶケースも出てきています。

居住困難になる可能性も

自分の住んでいる所が液状化現象を起こすと、それ以上の居住が困難になってしまう可能性も考えられます。
まず住宅が沈み込み、傾く可能性が高いです。

その結果、住宅自体は地震によるダメージをほとんど受けなかったとしても、傾いてしまったのでそれ以上住めなくなる可能性も出てきます。
傾いたところで生活をしていると三半規管がやられてしまって、気分が悪くなるなどの弊害が生じる危険性もあります。

またライフラインの被害も十分考えられます。
特にガス管が液状化現象にさらされダメージを受けるとガスの漏出が始まり危険です。
そこで一部地域では、ポリエチレンのガス管を導入することで危機回避のための対策をとっている所もあります。

一方下水管の場合、耐震化が困難とされています。
このため液状化現象が起きると、回復に時間がかかり居住困難な状態が長期間にわたる可能性が出てきます。

液状化現象の起こりやすい所

マイホームを購入する際には、液状化現象の起こりにくい所を探す必要があります。
実は液状化現象が起こりやすいかどうかを見極めるポイントはいくつかあります。

まず埋立地の中でも、比較的新しい所はリスクが高いです。
50年前後の所は液状化現象が起こりやすいので注意してください。
ただし100年以上経過した埋め立て地でも、粘土やシルト分の少ない砂を使っている土地は液状化する可能性があります。

また過去に液状化現象を起こしたことのあるエリアも注意すべきです。
過去に液状化現象が起きると土地が締め固まるので、サイド発生することは少ないという意見もあります。
しかし液状化現象を起こして隙間なく砂粒が密に堆積している保証はないので、再度液状化を起こすリスクはあると思った方がいいでしょう。